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こんにちは、管理人のtomoです!
今回は、手軽にネットで注文して書籍をPDF化してもらえるサービス、「スキャンピー」についてご紹介します。
管理人も最近実際に利用してみましたが、注文は非常に簡単で安価、かつ短期間でダウンロード方式でファイルを入手することができるサービスです。
資格試験の勉強にPDFを用いている方々のみならず、新書その他、書籍はPDF化してiPad等で読んでいる、という方にもとても便利なサービスとなっています。
この記事では管理人が実際にスキャンピーを利用した体験をもとに、その魅力について徹底的に解説していきたいと思います。
スキャンピーを使えば手軽に書籍をPDF化!
当サイトでも以前ご紹介した通り、管理人は学習に用いるテキストや問題集から小説や漫画本まで、様々な書籍を自炊してPDF化し、クラウド(OneDrive)に保存した上で、iPad+GoodNotesという環境で資格試験の学習を行っています。
資格試験の勉強では、テキストや問題集などの書籍をいつでも持ち歩いて、どこでも勉強ができる環境作りが重要です。
関連した書籍をPDF化することによって、自宅でも外出先でもいつでも効果的に学習することが容易となり、職場の昼休み、出張先のホテル等で学習する際にもとてもやりやすい方法です。
また、資格試験のみならず、色んなジャンルの書籍をPDF化してクラウドに保存しておくことで、様々な場所ですぐに確認でき、読書することができるのも便利な点です。
このように、PDF化によるメリットは大きいのですが、自炊する上ではデメリットもあります。
作業自体は楽しんでやることも多々あるものの、自炊は自分で裁断機やスキャナーを使って行うわけで、それなりの時間と手間がかかりますし、気づいてみると数時間費やしていた、ということもよくあります。
本の数が増えれば増える程必要となる時間も労力も大きくなりますし、特に分厚い本は裁断だけでもかなりの時間を要することも。
そこで活躍するのが、「スキャンピー(https://scanb.jp/)」というサービスです。
スキャンピーは書籍を送るだけでPDF化してくれる便利なサービスで、その手軽さ、コストパフォーマンス、そして高品質な仕上がりには非常に驚かされました。
自炊に使う時間と労力は勉強に当てる、という考えからも、スキャンピーを用いれば手軽に書籍をPDF化でき、試験勉強も効率的に進めることができるはずです。
スキャンピーのメリット:3つのポイント
スキャンピーには他にはない独自の利点がいくつかあります。
今回サービスを利用してみて、管理人が特に注目したのは以下の3つのポイントです。
1. 圧倒的なコストパフォーマンス
自分自身で書籍をPDF化するには、以前のエントリーでお伝えした通り、以下のような初期投資が必要です。
・裁断機(例):プラス PK-213 約30,000円
・スキャナー(例):PFU ScanSnap ix-1600 約43,000円
・その他、裁断用のカッター、マット等
これらを合わせると初期投資は約7万円強となります。
一方でスキャンピーは1冊あたりわずか88円(300ページ以下:税込み)の基本料金からPDF化が可能です。
例えば管理人が利用した際の費用は以下のとおりでした。
・基本料金(301ページ以上):176円(税込み)
・7日納期オプション:55円(税込み)
・フルカラースキャンオプション:55円(税込み)
・OCR処理オプション:88円(税込み)
合計374円(税込み)
このように、スキャンピーを利用すれば非常に安価に書籍をPDF化することができます。
特に頻繁にPDF化しない方や、少量の書籍を処理したい、という方には、スキャンピーのコストパフォーマンスの良さが際立つと思います。
資格試験のテキストや問題集等のみのPDF化であればそれこそスキャンピーがおすすめです。
2. 手間いらずで時間を節約
個人的にはこの理由が一番大きいと思います。
自分で書籍をPDF化する場合には、以下の手順を踏む必要があります。
①書籍を裁断機で裁断
まずは裁断機に入る厚みまで書籍を切り分ける必要があります。
これが案外面倒で、背表紙の糊が厚く硬いものなどはカットに時間を要することもあります。
切り分けたものをここから裁断機でカットしていく作業となるのですが、糊の幅とカット幅の調整が非常に難しいこともあり、糊の幅が大きい場合はその分のカット幅が必要となり、カット後に左右の余白がかなり不自然に異なるといったこともあります。
②裁断したページをスキャナーでスキャン
一冊丸ごとスキャナーにセットできることは稀で、少しずつ分けてセットしていくことになります。
またここでもスキャナーの詰まりや、カット時の糊の残りで重なりのエラーが検出される等、都度の調整が何度も必要となるケースもあります。
③PDFファイルを整理・編集
読み取り後ソフト側でファイル名を自動で設定してくれる機能もあったりしますが、続き物の本を複数冊スキャンしていくときなど、それらしくネーミングされないこともよくあります。
そのため管理人は毎回自分でリネームしています。
大体はこういった流れとなりますが、本の数、そして本の厚みにもよるものの、1冊あたりトータルで20分以上かかってしまうこともあり、これが大量の書籍を処理するとなるとかなりの時間と労力が必要となってしまうわけです。
一方でスキャンピーは自分がPDF化したい書籍を直接送るだけで、とても簡単に注文することができ、労力や時間を大きく省くことができます。
納期やスキャン内容等を自分が望むように選べるシステムとなっていますので、詳細は後述します。
3. 高品質な仕上がり
スキャンピーでは業務用スキャナーであるCanon DR-X10Cが使用されています(HPより)。
このスキャナーは以下のような特徴を備えています。
高解像度スキャン
3ラインCMOSイメージセンサーで、細部まで鮮明にスキャン
ノイズ軽減機能
自動清掃機能により。ページの汚れやゴミを除去
高速処理
大量のページでも迅速に処理が可能
スキャンは原則として300dpiの解像度で行われます(高解像度600dpiのオプションもありますがこちらは書類のみで、書籍は対象外となります:11円/枚)。
納品されたデータを確認したところ、300dpiでテキストから図表までくっきり細かく表示されており、非常に読みやすく鮮明な仕上がりとなっています。
またOCR処理を追加することでPDF内の文字列・テキストの検索が可能となり、学習効率が大幅にアップしますので、これはデフォルトで付けておくほうがいいと思います。
尚、こちらが発送した書籍は返却されるわけではなく、スキャンピーと秘密保持契約(NDA)を締結している回収業者が回収し、再生紙として溶解処理するそうで、破棄の工程上、原本の再利用は一切行えないとのことです。
料金体系
基本料金
1~300ページ 80円/冊(税込み88円)
301ページ~無制限 160円/冊(税込み176円)
基本料金はグレーでのスキャン料金となっています。
これらの料金は名刺サイズからA3サイズまで、本のサイズにかかわらず一律です。
尚、ページ数無制限、フルカラー、OCR処置、ファイル名変更込みのバリューパック210円/冊(税込み231円)の設定もあります。
カラーオプション
スキャンする際のカラーについてオプション設定ができます。
表紙のみカラースキャン 50円/冊(税込み55円)
表紙カバー、表紙(厚紙部分)、続くカラーの口絵部分をすべてカラーで、本文と裏表紙カバーはグレーでスキャン
フルカラースキャン 50円/冊(税込み55円)
表紙カバーから表紙(厚紙部分)、本文、裏表紙カバーまで全ページフルカラーでスキャン
おまかせ便 50円/冊(税込み55円)
作業員が1冊ごとに目視で適切なカラーオプションを判断してスキャン(人気No1とのこと)
パーフェクトスキャン 100円/冊(税込み110円)
表紙カバーからカバー袖、表紙(厚紙部分)、本文、裏表紙(厚紙部分)、裏表紙カバーまですべてをスキャン
その他オプション
OCR処理 80円/冊(税込み88円)
OCR処理をすることで書籍内の文字検出が可能となり、横断検索も行えるので大量の書籍から探したい単語を一瞬で見つけることも可能です。
各種電子書籍端末最適化 80円/冊(税込み88円)
PDFデータを編集して、自分が希望する電子書籍端末に最適化するオプション。
元PDFデータと合わせて納品されます。
JPGファイル化 80円/冊(税込み88円)
JPGファイルとして1枚毎にzipファイルに圧縮して納品されます。
これも元PDFデータと合わせて納品されます。
納期プラン
納期プランは3つの形態があります。
特急便 100円(税込み110円)
納期が2日以内のプランです。9割の注文で入金翌日には納品されるとのことです。
7日便 50円(税込み55円)
入金から7日以内の納金となります。
管理人もこのオプションを用いましたが、きっちり7日での納品でした。
通常便 0円
こちらはデフォルトでのもので、100冊までは25日、それ以上は40日~となっています。
急がない場合にはこちらでいいでしょう。
管理人が注文した際の具体例
以下は管理人が実際に注文した際の具体例です。
スキャンピーは自身が所有している書籍だけでなく、Amazon等のオンライン書店からの直送にも対応しており、管理人は今回このサービスを利用させていただきました。
①スキャンピーのHPから注文
「Amazon等オンライン書店から直送」というオプションがあるので、それを選択。
オプションと金額は前述の通り。
注文後に発送先住所を記したメールが届きます。
管理人の場合は夜に注文して、このメールは翌日届きました。
②Amazonで問題集を購入
Amazonで目的の書籍を購入し、その際に発送先を上記メールで指定された住所とします。
③入金
スキャンピー側にAmazonから発送された書籍が到着したら、書籍を確認の上で請求内容が記載されたメールが届きます。
管理人がAmazonで注文して翌日にはスキャンピー側に書籍が到着したようです。
振込先も記載されていますので作業料金を振り込みます。
④PDFファイルの完成
管理人は「7日便」で注文したのですが、振り込んだのが11月3日(日)、ネットからの振込だったので4日(月)処理だと思いますが、PDFファイルのダウンロード先を記載したメールが届いたのが11月10日(日)でした。
時系列のまとめ
11月1日(金) | スキャンピーで注文 |
11月2日(土) | 書籍送付先を記載したメールが届く。 Amazonで注文し、発送先をスキャンピーに設定。 |
11月3日(日) | 書籍確認及び請求内容と振込先を記載したメールが届く。 即日振り込み。 |
11月4日(月) | 入金の確認と納期について記載されたメールが届く。 納期予定は11日(月)。 |
11月10日(日) | PDFファイルのダウンロード先を記載したメールが届く(予定より1日早かった)。 |
入金から約1週間で書籍がデジタル化され、そこから学習に活用する、といった流れでした。
料金は前述の通り、基本料金(301ページ以上)176円(税込み)、7日納期オプション55円(税込み)、フルカラースキャンオプション55円(税込み)、OCR処理オプション:88円(税込み)、合計374円(税込み)というお安さ。
この手軽さは自分で作業する場合には得られない大きなメリットだと思います。
今回はFP2級の問題集(700ページ超)を購入しPDF化していただきましたが、学習の上では特に問題もなく、OCR処理もまずまずの品質でした。
カッターを用いての背表紙の分冊、裁断機での裁断、それからスキャン作業と、自分が費やす労力と時間を考えたら374円というのはとてもリーズナブルな価格です。また、今回はAmazonで購入した書籍を直接スキャンピー側に発送するという方法でしたが、既に所有している書籍をスキャンピーに送付するという方法ももちろん可能です。
尚、以前のエントリーで見開きPDFを作成する方法をご紹介しましたが、iPad+GoodNotesでの学習においてこれは永遠の課題であります(笑)
何故かというと、OCR処理されたPDFでも、AcrobatReaderでの印刷で2×1で見開きに再PDF化するとOCRの内容が消えてしまうからです。
例えば単純にスキャンだけでなく、見開き方式でのPDF化でもOCRの内容が保存されるようなサービスがあると、シャロ勉を愛する民としてはとてもありがたいと思います。
今後こういったサービスを期待したいところです。
尚、見開きでの閲覧に重きを置く場合には、Sidebooks(iOS、Androidともにアプリあり)がおすすめです。
SidebooksはPDFビューアとしての機能が主ですが、PDFファイルの見開き表示ができ、閲覧とともに簡単な手書き機能等もあるので簡便にテキストを読んだり問題集を解く場合には重宝します。
スキャンピーで効率的な学習環境を作ろう!
スキャンピーは書籍をPDF化する上で理想的なサービスです。
その理由は以下の通りにまとめることができます。
①手間を大幅に削減
注文後書籍を発送するだけで、複雑な作業はすべてお任せできます。
②コストが安い
自分で初期投資するよりもはるかに安価に書籍をデジタル化することができます。
③高品質な仕上がり
業務用スキャナーを使用したプロの仕上がりで、安心して利用が可能です。
資格試験の勉強の効率化の上では、労力と時間を如何にうまく使うかが鍵となってきます。
その点では、いつでもどこでも隙間時間で勉強する環境を得るためには、iPadを駆使した勉強は最適です。
テキストや問題集が簡便にPDF化できれば、自分でPDF化する労力と時間を大幅に省くことができ、その分の労力と時間を追加で勉強に充てることができるという大きなメリットがあります。
勉強の効率化の上ではスキャンピーはとてもおすすめです!
スキャンピーを活用して、より快適で便利な学習環境を手に入れましょう!
tomo拝
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