目指せ180点!令和5年度行政書士試験に合格した管理人の勉強法・学習法とテキストや問題集等の使用教材のご紹介

管理人が行政書士試験に合格した際の勉強法や用いたテキスト・問題集など 学習法

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こんにちは、管理人のtomoです!
行政書士試験合格者が取り組んだ勉強法・学習法の内容はどんな内容なのか、どういったテキストや問題集等を用いたか。
これは受験生の方々が最も知りたいことですよね?
今回は、昨年の行政書士試験に僕が合格した際の勉強法・学習法及び用いたテキストや問題集等の教材についてお伝えしたいと思います。
これが万人に適する、というわけではありませんので、これは真似してみようかな?と、皆さんの参考になるところが少しでもあれば幸いです。

尚、同じ内容をYouTubeでも動画で解説しています!
よろしければどうぞ!


令和5年度行政書士試験の結果

僕は令和3年にも3カ月の勉強で受験するという無謀なことをしたのですが(笑)、当時の点数は146点、今回は206点ということで、60点アップで無事合格することができました。


合格基準点と目標

合格基準点は毎年大体法令科目122点以上、一般知識24点以上、全体得点180点以上となっています(稀に難易度によって救済が入ります)。
法令科目と一般知識はこの点数で足切りとなり、この点数に及んでいないと記述の採点をしてもらうことができません。
これに応じた目標として、

  • 法令択一で大体130点以上
  • 一般知識で32点くらい
  • あとは記述で20~30点

これで概ね180点は超えます。
が、一応目標は記述抜きで180点を目指すとして、記述は付加的に30点くらいを目指すような意気込みで臨んだ方が安全域を確保できると思います。


今回の行政書士試験に向けての戦略

今回は2回目で落ち着いて勉強できたので戦略を立てました。

  1. 各科目満遍なく学習する
    民法行政法の問題数が多くとも、偏りは避ける
  2. 商法・会社法(及び基礎法学・憲法)もしっかり学習し、点を拾う
  3. 記述抜きでの点数ゲットを優先しつつ、一応記述も半分以上取れるようにする
  4. 不安な部分は予備校に頼る(フォーサイト)
  5. さらに不安な部分は直前単科講座受講(商法・会社法)
  6. 先入観は捨てて判例その他学習内容は抵抗なく頭に叩き込む

これらのことを前提にして進めていきます。


使用した教材(講座、テキスト、問題集、その他)

通信講座

通信講座はフォーサイトを選択しました。
これはYouTubeのフォーサイト行政書士講座のチャンネルを見た際に非常にわかりやすく、講師の先生方の語りが自分に合っていたからです(これはとても重要です)。
福澤先生の講義は、フォーサイトのテキストを手元に置いて、動画は全て視聴しました。
とてもやさしい語りで、わかりやすい講義です。

テキスト

問題集

その他の用いた教材

前回受験時に用いた教材

解法スキルマスターはX上でも人気があり、僕も一度通して読みました。
大原の直前講座は令和3年に受験した際にいずれも受講しましたが、論点を絞った講義で、これは一定の内容が頭にしっかり残った講座でした。
令和5年の問題では連帯債務が出ましたが、ここは持田先生のゴロのおかげで余裕で4点ゲットできました。
こういったところの積み重ねが全体の点数に効いてきます。

問題集は「肢別」優先

以前社労士の問題集の回し方でも述べましたが、僕のやり方は肢別問題集を解いていくこと優先です。

合格道場はウェブ問題集で、ほぼ全ての過去問を網羅している問題集サイトです。
課金すれば全ての問題を解くことができますが、僕も課金して、暇な時、寝る前などにスマホで解いていました。
メインとなるのは合格革命肢別問題集で、これを解きながら、間に出る順や、千問ノックを入れて行きます。
出る順の作りは合格革命と大体同じようなものです。
千問ノックは肢別と同じようなものですが、問題の文言が少なく、問題数も1000問なのでポンポンと解いていくような感じです。

肢別を解くといっても、単純に暗記で解いていくわけではありません。
解きながらわからなかった部分は毎回テキストや、また通信の動画の該当部分を何度でも繰り返します。


問題集の回し方

問題集の回し方については様々な試験の受験生が悩むところです。
よくありがちなのは、曜日ごとに科目を振って解いていくというやり方です。
社労士試験の問題集の回し方のエントリーでも述べましたが、これだと例えば行政法をやったらまた1週間後、ということになります。
断言しますが、1週間空くと結構な内容を忘れます(笑)
これはどの科目でも同じです。

問題集の回し方は、以前も社労士試験の問題集の回し方のエントリーで述べたやり方と大体同じです。
各科目を毎日体感し忘れないようにするため、毎日全科目に接し、全科目を解きます。

これは僕が肢別問題集を解く際に毎週用いていたチェック表です。

  1. まず、各科目及び一定の単元を左に書き出す。
  2. それらのページ数を9で割り、各々のページ数を各科目及び単元の1コマとする。
  3. 平日(上の表の1~5)は1コマずつ、土日(6、7)は2コマという配分。
  4. 例えば1の月曜なら、各科目・各単元の1コマをずらっと縦の矢印の方向に解いていく。

これで、月曜から日曜までで9コマ全てを解くこととなります。
合格革命肢別なら2700問くらいなので、大体1コマ1日分が300問くらいになります。
ただし、これは何度か全部解いてみると、ここは完璧に理解して正解する、という問題も出てくるので、そういった問題は飛ばす問題として減らしていきます。
そうすることで大体1日200と数十問という量になりますので、これは社労士試験でも1日に解いていた問題数と大体同じです。
最初は、かなりきついです(笑)し、時間も足りないかもしれません
ただし自分の知識が定着すると確実にスピードアップしますので、きつさが段々軽くなります。

これらは付加的なアプリです。
大原のトレ問は書籍のトレ問と大体同じ内容の一問一答式です。
秒トレはXでも人気が高いものですが、こちらは選択式みたいなもので、知識の定着に効果的です。
いずれも課金が必要でそれなりのお値段となりますが、僕はいずれも暇な時や寝る前、トイレでも解いていました(笑)

こちらは行政書士試験の勉強法を語るときによく出てくるおなじみのスー過去です。
作りとしては、単元の最初にテキストのような解説があり、そこから公務員試験の過去問等を解いていきます。
この問題集が秀逸なのは、最初のテキストもさることながら、問題の解答解説がとても詳しくわかりやすいことです。
僕は1度のみ通しましたが、民法の理解はこの2冊でもかなり上昇したと思います。

iPad + GoodNotes での学習

TACにはサイバーブックストアがありますが、ここではPDF版で購入できるものもあります。
残念ながら合格革命の肢別問題集は書籍販売のみで、僕は購入後裁断し、ScanSnapで取り込んだ上で見開きPDFを作成した後、GoodNotesに取り込んでiPad上で解く、という方法を採っています。
詳しい方法は過去のエントリーで解説していますので、興味のある方はご覧になって見て下さい。

iPad上で解きつつ、これはもう大丈夫だという問題は次からは解かないようにして消していきます。
また上の画像にあるように、新規ページを付け加えて自作の表等を貼り、解きながらすぐに確認して覚える、を繰り返します。

上のケースでは何度解いても忘れるので、解かずに単純に問題も解説も読む、というパターンです。
下の方には表を貼っていますが、合格革命の基本テキストはPDF版が販売されているので、こちらから画面のコピペで貼り付け、これもすぐ確認して何度も覚えるようにしています。

こちらは債権者代位と詐害行為取消権ですが、こういった対比できるような内容が受験生を惑わすために試験には出るので、毎回問題を解きながら丁寧に対比させた状態を覚えていきます。

これは行政上の強制措置の自作の表ですが、こういった体系もするに確認できるように貼っておきます。

これも同様で、行審法と行訴法には似たような制度があり、これも受験生を惑わす問題として出題されやすいので、毎回肢別を解きつつ自作の表を確認して、対比させて覚えていきます。


記述式について

記述式の問題集はみん欲しを用いました。
こういった問題集には、解法、つまり、記述式ではこういう書式で書く、という書き方についての解説が記されています。
内容は数パターンです。
つまり記述式は、その「数パターンの書き方」に、自分が覚えた用語や知識、制度等をパズルのように当てはめるだけです。
言ってみればパターンだけ覚える、というのが選択式で重要なことであり、あとの知識等は肢別解いたりで覚える知識が必要なだけです。
個人的には何度も解くというよりも、パターンを何度か繰り返して体得すればいいだけだと思いましたので、記述式問題集は1回だけ通したのみとしました。


表や自作まとめなどの作成

これは行政法の体系図です。
こういったものをワードやパワーポイントで作成し、GoodNotesに貼ったり、また別途印刷してラミネートし、自室の机の前、リビング、トイレなど、いつでも確認できるようにしていました。
個人的に行政法は、一定の部分を解いていても、
これはどの法律のどこあたりの話だったっけ?
と迷子になることがあり、そういう場合にすぐに全体図の中で確認できるようして、今自分がどこにいるのかをすぐに把握できるようにしていました。
これは自分としてはかなり効果的だったと思います。

こちらは自作まとめ。
これには賛否両論あって、有名な先生とかは「自作テキストは時間の無駄だからやめろ」とよく仰ってますが、僕は好きなのでどの試験でもよくやります(笑)
テキスト見つつ、問題解きつつ、継ぎ足し継ぎ足し、不要な部分はカットですが、図のような行政事件訴訟法ならA4で5ページにまとまり、印刷すれば両面印刷で2.5枚です。
これをファイル(テフレヌ)にまとめれば、うすいファイル3冊で会社法までまとまりました。
最後の1カ月くらいはこの自分テキストを参照先としていました。

試験勉強の流れ

全体の勉強の流れですが、だいたいこのような感じでした。
基本は合格革命の肢別問題集を解くことで、これは回せるならいくらでも回していいと思います。
その合間に、他の問題集等を組み入れていく、という形でした。
記述式や一般知識については秋以降でいいと思います。


試験勉強との向き合い方

これは以前も記しましたが、合格に見合うだけのことをやらないと、合格できません。
当たり前の話ですが簡単に合格できる方法なんてないでしょうし、自分には時間がない、あれができないこれができないと言っていてはその時点で合格へ一定の距離を自分で作ってしまうことになりますし、何となく自分に対しての言い訳を自分で作りかねないことにもなります。
それよりも、
合格のためにこれだけのことを必ずやる
と決めて、とにかく「やる」「実行する」という概念で突き進んだ方がいいと思います。


最後に

最後にまとめです。

  1. 肢別問題集は短期回転とし、空白期間を作らない(特定科目の忘却を防ぐ)
  2. 最低でも5、6周回し、1週間法もしくは2週間法
  3. 途中に他の取組、一般知識や記述式を取り入れる
    ただし時間をかけ過ぎるとまた他の科目を忘れるので、合間に短期決戦で予定を入れる
  4. 暗記しながら、理解もする
  5. 一般知識を舐めない マジで舐めない
  6. まずは自分の頭脳や理解力、使える時間等を分析
    →それに合わせたベストに近いやり方で行かないと合格は勝ち取れない
    →人のやり方はあくまでも参考であり、取捨選択する

人のやり方は人のやり方です。
その人がそのやり方で受かったのなら、他人が批判することはありません。
人のやり方で良さげなものがあれば、その中から取捨選択して、自分の状況に適合しそうなやり方を最大限やっていきます。

※たまにX等でも他人のやり方に口出しする人がいますが、そういう人は完全無視でいいと思います。
もしくは「今後の参考にします」くらいで適当にあしらうとか。
また、「いちいち私に絡まないでください」と激しく返したりとか、「こういう人がいます」とわざわざ自分のポストで晒して仲間の皆で集中攻撃してもらう必要なんてありませんからね。
そんなの余計なトラブルをまた招来するだけですからほっときましょう。
僕がここに記したことも、これをやれば絶対に合格するとか、皆さんもこの方法でやってください!とか強要しているわけでもなく、ましてや他の方々のやり方を批判しているわけでもありません。
僕らは僕らが取捨選択してやっていけばいいだけです。
僕としてはこのエントリーで記していることも、「お、このおっさんが言っていることの、ここだけちょっぴり真似してみようかな?」とか思って頂けたら、それだけで十分嬉しいといったところです。

それでは、今回のエントリーが少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお付き合いありがとうございました!

tomo拝


(追記)
youtubeの視聴者の方から肢別のスケジュールと行政法のまとめのPDFのご要望がありましたので、こちらからどうぞ!(二次配布は厳禁でお願いします)。

肢別スケジュール
行政法まとめ

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