社労士試験 試験前の取り組み方
こんにちは!管理人のtomoです!
令和6年の社労士試験までとうとう1か月を切りました。
僕も通ってきた道なので受験生の方々の心中は想像できます。
「何をすればいいのかわからない・・・」
そう思って混乱している受験生の方々は多いはず。
特にこの時期は、何度か予備校の模試を受けたり、市販の模試を解いたりで、知らなかった論点が問題に出たとか、知っていたのに知識が定着しておらず解けなかった、選択式、択一式、科目割れした、といった現実に直面し、精神的な落ち込みに陥っている受験生の方々も多いと思います。
でも、これは受験生の皆さん同じなんです。
それでもほぼ同じような横並びで(中にはめちゃくちゃ勉強されている方もおられますが)、4万人が受験して、ちょっとの差で2千人が合格する、それが社労士試験です。
社労士試験 試験に向けて重要なこと①
試験に向けて1番目に重要なことは、
基準点に乗るまでの(基礎的な)知識を忘れないようにする
これに尽きます。
基準点に乗る知識というのは、それだけ知っていれば必ず基準点に乗る、というわけでもありません。
何せ人間は機械ではないのですから、知った内容をそのまますべて吐き出せるわけじゃありません。
僕は基礎的な知識といっても7~8割出せれば御の字だと思っていて、これは各試験共通です。
そこからさらに、模試や問題集等で知った新しい知識等を組み込んで、基礎プラスアルファの全体が100として、その100を全部インプット・アウトプットできることを目標にして頑張れば、その100の中のこれまた7~8割を出せれば合格に乗っかる、という理論をベースにしています。
基礎的知識というのは知識の土台としてのマストなので、ここを定着させることが、本試験前1か月の1番目の重要なポイントとなります。
社労士試験 試験に向けて重要なこと②
次に重要なのは、プラスアルファの知識です。
これには、
- テキストに付記的に記載されている内容で、試験に出たら危険なもの
- 模試に出た、これまで見たこともない危険なもの
といったものがあります。
個人的にはこういったところも大事にしていました。
なぜなら、基礎的知識を万全にしたと思ってもポカして7割未満となる科目があったら、そこを担保してくれる可能性を生み出してくれる内容だからです。
こういった枝葉の論点は、よく例のドーナツ理論で語られるところです。
しかし僕はドーナツ化を考えるよりあんパン化すればいいじゃんという考えで、その方が結果的に点数も確保できる蓋然性がアップするわけですから、些細な点や、模試に出た未知の問題や難問、そういった内容も大事に丁寧にインプットするのが好ましいと思います。
試験1か月前にやること(管理人がやったこと)
試験前1か月は、とにもかくにも忘却との闘いです。
忘却とどう闘うかが、基準点を取るための課題となります。
これは以前のエントリーにも挙げた内容ですが、7月末、8月に入った頃には、
- 問題集は、8月上旬~中旬入るくらいまで
- 法改正対策は遅くとも8月上旬まで
- 統計白書対策はすでに終わらせている
- 模試もすでに数回受けている
という状況にあるのがいいと思います。
終わらせている、というのは、それ以上やらない、というわけではなく、自分が覚えるべき論点を把握できている、ということです。
つまり残りの1か月で、そういった内容を覚えるという作業が必要となります。
ここまでが図の表の上から4つまでの内容ですが、ここからの1か月は一番下の「その他」の内容となります。
無敵の社労士、社労士Vや月刊社労士受験の特集、ケータイ社労士、TACのチェックBOOK等のまとめ本、別途自分でまとめた(把握した)統計や白書、そういったものを回す
という内容です。
この1か月は、知識総まとめ、知識総インプットの集大成です。
アウトプットはこれまでに十分やってきたはずなので、ここからアウトプットに時間を費やすより、インプット→アウトプットの流れを繰り返して培ってきた知識を如何に忘れないように引き出しに入れておけるか、を維持する期間です。
具体的な方法
各教材の使い方
これまでに解いた模試等で知らなかった論点や間違った論点、無敵の社労士や月刊誌を読んで同様に知らなかった論点や枝葉の論点、そういったものを、できればチェックBOOKやケータイ社労士に付箋でもいいので書き込んで貼り付けていきます。
これは最終的に試験前日と当日にチェックする「最後のテキスト」を作るためです。
※管理人の場合は「自分まとめ」を作っていたので、それに追加で書き込んだり、付箋を貼ったりしていました。
論点をさらに追加したチェックBOOKやケータイ社労士、これをとにかく読みまくります。
問題集の回し方、でも述べたことと同様、これも単独科目だけ集中して読むのは避け、曜日によって複数科目ずつ読むようにした方が無難だと思います。
その他
ここは前日当日にも再確認したい、という部分にも、別途付箋等でアクセスしやすくしておきます。
国庫負担の表や、所定給付日数の表などのページです。
余裕があれば別途自分でまとめた資料を作ってもいいかもしれません。
模試その他で得た論点を別途まとめたものを作ってもいいでしょう。
管理人は各法律の適用事業所の内容とか、不服申し立ての違いなどは、各々1枚にまとめた資料を作ったりしていました。
試験前々日あたりまでの1週間
ここは最後のまとめというか、自分が取りこぼしそうなところの炙り出しです。
最後に一度、チェックBOOKやケータイ社労士を通します。
ここだけは前日にも押さえたい、そういったところに付箋を絞りこみ、ここはもう完璧だという箇所の付箋は外していきます。
できれば要点だけの流し読みでもいいので、最後の1週間は必ず1周回したいところです。
試験前日
管理人は福岡での受験で、車で移動し、ホテルに前泊しました。
コロナが蔓延していた頃だったので午後早めに到着して、近所のコンビニに買い出しにいって、そこからは夜寝るまで最後の確認です。
持参したものは以前のエントリーにも書いた通りですが、
- ケータイ社労士
- 自分まとめ
- 大原の単科とLECの単科をまとめたもの
- パンフレットリーフレット本
- 月刊誌の付録の暗記カードを厳選したもの
これらを持参しました。
ケータイ社労士の付箋部分を一度通し、読んだ部分の付箋は捨てていきます。
次に自分まとめの付箋部分を一度通し、これは「会場でももう一度、いやもう二度程確認しておきたい」といった箇所だけ付箋を残し、あとは捨てていきます。
単科講座も一度通し、読んだ部分の付箋は捨てていきます。
パンリー本も同様、読んだ部分の付箋は捨てていきます。
暗記カード、これも一度全部通して、捨てていきます(ごめんなさい)。
ということで、これで前日の作業はおしまいです。
試験当日
当日、試験会場に持参したのは、
自分まとめ
のみだったと思います。
やっぱりここが自分にとっては集大成だったので、これを持参し、会場で「最後の付箋」部分を確認しました。
最後に
今の期間は皆さん不安でいっぱいのはず。
でも受験生平等に、皆不安でいっぱいです。
この不安は試験を受ける際に必ず伴うものなので、不安に思って当たり前、くらいで受け取っておけばいいと思います。
ただ、結果はどうであれ、やれるだけのことをやらないと合格を勝ち取れません。
知っていて、導きだせれば、解ける、それはどの試験でも同じで、よりアンテナを広げて尽力した人の方が合格に近づけることは否めないと思います。
やるかやらないか、どれだけの質と量をやったか、これは自分自身の問題なので、どう転んでも悔いのないような意識で臨むことが大事だと思います。
受験生の皆様の合格を心から祈念いたします。
tomo拝
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