社労士試験では過去問が最重要!
※本記事にはPRを含みます
こんにちは、管理人のtomoです。
社労士試験は過去問を回すことが非常に重要と言われています。
が、過去問には書籍ベースやWEBベースで接することができるものの、どちらをどれだけ解けばいいのか、何年分解けばいいのか、どういった形で回していけばいいのか、といったことにお悩みの受験生の方々は多いと思います。
以前にも問題集の回し方、というエントリーを記していますが、今回はちょっと違った目線で過去問の回し方について触れてみます。
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なぜ社労士試験では過去問が重要なのか?
出題論点の傾向の把握
社労士試験は科目が多いこともさることながら、各科目とも内容が豊富で論点が多岐に渡ります。
が、大体の内容については出題される論点の傾向があります。
何年も積み重ねられた過去問を解いていくことでその傾向自体を直感的に覚えていくようにします。
学習内容・論点・知識の脳へ刷り込み
僕はよく「刷り込み」という言葉を仕事でも同じように使いますが、例えば和食ではお箸が前提ですが、和食で最初っからフォークを使う日本人の大人はいないと思います。
ご飯とお味噌汁だったらお箸という組み合わせですが、仕事も勉強でも内容を覚えていく上ではこれと同じだという単純な理論が僕の考えですが、普段の日常の行動は、反復することで概念が脳に定着し、意図的に何か考えずともA→Bという思考の流れを選択することができるようになるわけでしょう。
試験勉強も同じで、過去問を繰り返し解くことによって、脳へ知識を刷り込み、自然と無意識に論点が導き出せるようになれると考えています。
例えば労災では障害補償年金差額一時金とその他の障害・遺族系の時効は5年ですが、これもまるで「太陽は東からのぼる」くらいの感覚で覚えられるくらいになれたら、といった単純理論です(笑)
弱点を見つける
上記の「刷り込み」と同じですが、人は数回の間違いではそうそう簡単に軌道修正できません。
普段の生活や仕事でも同じですし、車の運転でもそうです。
何が好ましく何が正しいか、それが1回目がら予測できなかった場合は、脳に定着するまでに何度でも何度でも経験して痛い目(?)に遭わないといけないのだと思います。
社労士試験にはこういった、予測もできない上、経験したのに覚えづらい、という内容がわんさかあります。
ここは時間をかけて、回数を踏んで、丁寧に脳に定着させる必要があります。
書籍の問題集とWEB問題集
過去問には書籍の問題集、そしてWEB問題集があります。
どちらが良いのか、ということですが、一長一短としか言えません。
令和4年の受験シーズンには、僕はWEB問題集、そして書籍のものもPDFで販売されているものを購入してiPadで解いていたので、ほぼPCの画面かiPadの画面で解いていました。
ですがコロナで試験を見送った令和3年までの数年は書籍ベースでした。
僕がWEBベースやiPadを選ぶのは「書いたものを消せる(書き直せる)」というメリットが主たる理由です。
書籍かWEBかはご自身のやりやすい方でいいと思います。
書籍の問題集
一般的には書籍の過去問を用いられる方が多いようです。
科目別販売のものもありますので持ち運びは今日はこれ、といった形でもやりやすいと思います。
書籍は予備校各社から販売されています。
TACの過去問題集
みん欲しの過去問題集は5年分が収載されています。
よくわかるシリーズは分冊で全4冊の展開となっています。
こちらは10年分ですが、冊数は増えるものの個人的にはこの10年分の方が好ましいと思います。
みん欲しには過去問を一定量含み、予想問題を加えた問題集もあります。
こちらは時間がどうしても足りない場合等に選択すればよろしいかと思います。
LECの過去問題集
LECでは有名な「出る順」シリーズですが、こちらは本試験形式の過去問題集です。
労働と社保の2分冊での展開となっています。
こちらは肢別形式の10年分過去問題集で、4分冊での展開となっています。
僕も初学の際にはこの4冊を中心に回していました。
10年分での分冊ですのでかなりのボリュームです。
書籍での過去問題集は大体はこのTACとLECの分冊での問題集がメインになると思います。
WEB問題集
過去のエントリーでも挙げていますが、過去問ランドさんが主なWEB問題集となります。
過去問ランドは何と平成16年から昨年までの全問題が収載されています。
つまり19年分です!
過去問を解く量としてはこのサイトを利用して解くのが最多問題数となります。
選択式、択一式ともに収載されており、肢別形式で全て解いていくことができますが、各年度での出題により論点のダブりもありますので、付箋を用いて篩い分けの方法が必要となります。
方法の詳細については上記の過去のエントリーもしくはYouTube動画をご覧ください。
どれくらいの量・何年分を解けばいいのか
例えば5年分の問題集では、それ以前に出題された論点に関しての問題に接することができません。
僕は個人的にはやはり10年問題集の方が知識を拾い上げる機会を増やすという点では好ましいのではないかと思います。
さらに欲を言えばやはり過去問ランドで平成16年からの問題全てを解き、付箋形式で自分にとって重要な部分だけ残してそれを弱点とみなして何度も解いていく、という形がベストだと思います。
この過去問の「年数」では色んなところで様々な意見を伺うことができましたが、余り多くを解いても意味がないという意見もあったものの、量を解いても云々というよりは、他年数分を解くのはあくまでも「同じ論点の反復」しかも「若干文言が違うので多パターンへの対応の練習にもなる」という利点があると思っています。
ということで、ズバリ僕の結論は、
- 接することができる過去問は(できれば)全て解く
平成16年からのものを見られる環境にあるのだから、自分の生活環境(確保できる時間等)と相談して、その中でできる限りのことはやる - 他年数での同じ論点の重複問題を解くのははあくまでも反復作業の一環であり、違う文言でのパターン化への対策となる
- 「これだけで受かった!」系の人達は、過去の合格者でも一握りだけ(笑)
万人が「それだけ」で受かるわけではないので、対応策はいくらでも手を広げる方が無難
といったところです。
あと過去問とは論点が別になりますが、大原のトレ問、TACの合格のツボなどは、過去問+予想問題集という内容ですので、これはこれでまた別途対応するのが好ましいです。
こういったことを総合的に判断して、僕は過去問ランド+TACの合格ツボ+その他LECの選択式問題集、といった形で合格年は通しました。
※合格のツボはPDFで購入、LECの出る順は裁断機で裁断しScanSnapで取り込みPDF化、その上でiPadを用いて学習していました。
方法は以下の過去のエントリーを参考になさってください。
書籍ベースが好ましいのであればLECの10年過去問題集とその他の予想問題集の組み合わせがいいと思います。
択一式なら毎度おススメするTACの合格のツボ。
選択式も合格のツボとともに、LECの出る順がおススメです。
今回のエントリーも皆様の参考になれば幸いです。
多くの方々が今年合格できますように。
tomo拝
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