社労士試験の難易度について

社労士試験の難易度について 学習法

社労士試験の難易度はどれくらいのものなのか

こんにちは、管理人のtomoです!
今回は社労士試験(社会保険労務士試験)の難易度について考察してまいります。
もちろん難易度は高い試験ですが、決して合格に手が届かない試験ではありません。


様々なサイトや書籍で資格の難易度ランキングを目にすることができますが、偏差値その他を見せられても何のこっちゃといった感じですよね?

今回はちょっと見方を変えて考察してみたいと思います。
僕ら社会人(社会人の方々が受験されるケースが多いと条件付けします)にとっては、難易度というのは、

  • 覚える内容が多い(科目も多い)
  • 内容自体の理解が難しい
  • 時間がかかる

といったところで判断するものだと思います。


僕にとって社労士試験は、ずばり暗記の試験だと思っています。
もちろん、理論や理屈も難解な部分は多いものとなっています。
ところが、理論や理屈も「忘れるもの」です。
例えば宅建受験生時代は、僕は斜線制限についてよく学び、その歴史と変遷について理論と理屈で覚えていましたが、今ではその理論や理屈自体もすっかり忘れています。
理論や理屈は忘れづらいと思われがちですが、そんなことはありません(笑)
よく試験勉強では理論も大事とは言いますが、理論も忘れるものなので、総じていうと、理論も含めてやはり「暗記」の試験なわけです。
言い換えれば「記憶力」。

数字や名称、理屈をどれだけ覚えられるか、その能力と努力の強度、それが難易度を表すのではないかと僕は思います。

その視点から言うと、社労士試験の難易度はもちろん高い。
先に受けた宅建に比較したら、僕にとっては倍以上、数倍以上の難易度、つまり当然ながら倍以上数倍以上の記憶量が必要で、倍以上数倍以上の時間、そして記憶する「行動」(いかに覚えるかの工夫)が必要でした。


上記のような労力を考えたら、社会人にとって深刻なのは、時間を確保できるかどうかということでしょうね。
僕は他のエントリーにも記しましたが、1日5時間は確保できるように生活をやりくりしました。
それこそ、職場の始業までの時間、昼休みの時間、ほとんどを社労士の勉強に費やしたようなものです。
もちろん、司法試験や公認会計士等の超難関試験を考えたら、地頭の要素も少なからず、いや大きく影響すると正直僕は考えています。
というか資格を目指すにもそれなりの地頭が必要でしょうし、偏差値○○から難関資格に合格、みたいなケースもありますが、僕はもともとそういった人達はそれなりの地頭を備えておられたのだとみています。
僕も・・・何かしらの資格試験の受験を決意するときは、それなりに自分自身の地頭について考慮しています(笑)
こういったところは賛否両論あって当然だと思いますが、ただこれだけは普遍性があるかなとは思うことに、地頭の違いで勉強の強度や時間が変わってくるのは当然だということです。
つまり万人が平均して同じ強度と同じ時間同じ学習をすれば同じレベルに到達できるというわけではないことは皆さんも納得いただけると思います。

そこは、やはり「自分自身の分析」が必要かと。


言い方は変ですが、同じ資格でも、Aさんにとっては難関、Bさんにとっては超難関、ということもある、みたいな感じではないでしょうか。
そりゃ社労士試験も4万人受験して2千人しか受からないわけですが、その2千人もまさに千差万別。
僕より半分の労力で合格された方もおられれば、僕の2倍の労力で合格された方もおられるはず。
難関かどうかは、自分が精いっぱいやってみて、例えば受験前に模試を受けてみた、くらいの段階でやっとわかるものではないでしょうか?
もちろん漠然と「これは自分にとっては超難関!」という受け取り方もするわけですが、スタート地点はおそらくこれも千差万別ではないかと。
僕も、合格するつもりで受験勉強の第一歩を踏み出してきたわけですが、例えばテキスト見て解答してもOKとかの試験でもない限り、どの試験でもそれなりに自分にとっては大変なんです。

おかしな結論ですが、僕は社労士試験については

資格試験の中では、難しい部類

みたいにしか言えません。
一般的にいうところの司法試験その他の超難関とはちょっと違いますが、それでもその下の層の中に入るであろう難関試験であることは間違いありません。

が、僕もフルタイムワーカーですが、合格できました。
僕のフォロワーさん達もフルタイムワーカーで合格された方々が多数おられます。
それなりの受験資格があれば門戸は開かれているので、一度ッきりの人生、トライしてもいいと思います。

ちなみに僕は「努力の人」という分類で合格した人種だと思います。
自分の記憶力はこれくらいのものだろう、と自己評価し、それに応じて自分が為すべきことは何か、どれくらいのことをやらないといけないのか、ということをよくよく考えた上で臨みました。
その点では、自分はこれだけのことをやったのだ、というその質と量に関しては、ちょっとのことでは人には負けないくらいのことをやった、と自画自賛できるくらいの努力はしていたと自覚しています。
こういった見極め、つまり自分の能力を見極め、それに応じて必要となる学習量等を見極める、というのは至極大事なことだと思います。
そこにアンバランスが生じたときは合格からちょっぴり遠ざかってしまうのではないでしょうか。

tomo拝

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